男性ホルモンによって、皮脂の分泌が盛んになる未去勢の若いオス猫に多くみられますが、(特にペルシャやチンチラなどの長毛種)避妊の有無に関係なくメスでもかかることがあります。犬にも同様におこります。
【原因・症状】
尾の背線に沿って多く分布する脂腺やアポクリン汗腺の分泌が活発になりすぎると、分泌物がたまってその部分が肥大したり、被毛がかたまったりします。毛を分けると、黄色から黒色のワックス上の物質が付着しているのが見られます。初めは分泌物によって尾のあたりの毛がベトベトになり、進行すると脱毛し細菌感染により化膿、出血が起こり痛みを伴います。脂肪性の分泌物なので、尾の周囲が非常に汚れて臭くなります。
【治療】
尾の背線に沿って多く分布する脂腺やアポクリン汗腺の分泌が活発になりすぎると、
分泌物がたまってその部分が肥大したり、被毛がかたまったりします。毛を分けると、
黄色から黒色のワックス上の物質が付着しているのが見られます。初めは分泌物によって
尾のあたりの毛がベトベトになり、進行すると脱毛し細菌感染により化膿、出血が起こり
痛みを伴います。脂肪性の分泌物なので、尾の周囲が非常に汚れて臭くなります。
【予防】
去勢手術を行なうのも予防法のひとつです。後はまめにシャンプーを行ない、清潔を心掛けましょう。一度発症すると、慢性化し難治性となる事が多いので尾の付け根付近が赤くなったり、変な臭いの液体や膿が排出されるなどスタッド・テイルの疑いがあれば、すぐに診察を受けましょう。
VT 島田清美
2004.3.12 |