◇医療情報−ステロイドについて



ステロイドとは副腎皮質から抽出されるホルモンのことで、ストレス(闘争や逃走の時)がかかった時に、それに負けない体を作る働きがあります。またその種類は何種類もありその中には性ホルモンも含まれますが一般的にステロイドとして使われるのは糖質コルチコイドと電解質コルチコイドの2群で合計7種の物質となります。現在では人工的に多数のステロイド剤が合成され、その使用法は注射、内服、軟膏、点眼薬と多岐にわたります。

−ステロイドの作用−
 ・ 末梢における糖の利用を抑制して血糖量を増大します。
 ・ 腎臓でナトリウムの再吸収とカリウムの排泄を促進して体の中をめぐる 
  血液の量を増加させます
 ・ 心臓の筋肉の収縮力を強めてショックを予防します。
 ・ 全身の炎症を抑えます。
 ・ 免疫を司る細胞に作用することによりアレルギーでの炎症を抑えます。


ステロイドは上記のようなさまざまな作用があるため現在、人の医療でも多く使用されますがステロイドには副作用もいろいろとあります。特に多量に使用したり、長期間使用することにより副作用が出やすくなります。

−ステロイドの副作用−
 ・ 長期間の使用によるクッシング症候群
 ・ 蛋白質、脂肪代謝が進むために組織が萎縮
 ・ 体液の電解質の異常
 ・ 免疫力を下げるために起こる感染症
 ・ 肝臓に負担をかけることによる肝炎


このようにステロイドは使い方によって良くも悪くもなる薬ですので医師の指示にしたがって使うようにしてください。

※副腎とは…腎臓の傍に左右1対の小さな臓器で内側に髄質、外側に皮質と2層からできています。髄質、皮質ともにさまざまなホルモンを分泌して生体反応に大きな役割を持っています。



VT 望月慎也 2002.9.10


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