◇医療情報−流涙症

涙液が涙管から排泄されずに眼の内角からあふれ出る状態をいいます。


【原因】
1.涙液の過剰分泌によるもの
  結膜炎、角膜炎、睫毛異常、眼瞼内反(瞼が眼の内側に入り込んでしまうこ  と)などによっておこります。
2.涙液の排泄傷害よるもの
  涙管の閉塞や先天的な欠損、眼輪筋(眼の周りの筋肉のひとつ)の機能低  下などによっておこります。
3.隣接病巣からの波及によるもの(眼に近い他の部位の炎症が涙管にまで及んだもの)歯の病気などによっておこります。


【症状】
眼の内角の被毛が赤茶色に変色し、ひどい場合は皮膚がただれたり、悪臭がしたりします。


【診断】
涙液の量を測定したり、特殊な染色液を用いて涙液が鼻腔から排泄されているかどうかを調べます。同時に他にも結膜炎や角膜炎逆さ睫毛などの病気がないかどうかも検査します。


【治療】
流涙症が原発疾患に併発しているのであれば原発疾患を治療します。また、涙管の閉塞がある場合は定期的に涙管カニューレで洗浄します。涙管の開口部だけが先天的に欠損している場合は手術により開口部をあけることができます。


【予後】
原因により異なりますが、基本的には命にかかわるものではなく、見た目が問題視されています。

                         
獣医師 佐藤 美帆 2003.2.19

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