◇医療情報−乱性睫毛




乱性睫毛とは,正常の毛根から生えている睫が本来の方向に伸びずに
角膜や、結膜に接触してしまう病気です。時には、眼瞼が内反していて
睫は正常方向でも,眼瞼が内側を向いているため同様に,接触していること
もあります.そのために様々な,症状が眼に二次的に起こって来ます。


【症状】
ほとんどのケースが犬で、比較的幼若なうち起こります。猫でな非常にまれです.
本来の方向とは異なる方向に伸び,結膜、角膜に接触した睫は
涙目を起こしたり,結膜炎や角膜炎の軽度なものから重度まで
引き起こすことがあります.
痛みを伴う場合もあり、眼瞼痙攣といって常に細かく瞬きをしている
状態もあります。慢性化してくると、角膜に常に接触している場合では、
角膜に黒い、色素沈着を起こしている時もあります。



【治療】
眼瞼が内反をしている場合は、外科的治療で眼瞼を正常に近いように,
戻す手術があります。
症状が軽度な場合は、点眼などの保存療法をしたり、定期的に
乱性を起こしている睫を抜いたりします.また,重度の場合は、
異所性睫毛のように,毛根を外科的に取り除く事も
あります。


                         
獣医師 佐藤 裕子 2003.4.29

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