◇医療情報−黄色脂肪症




この病気は、黄色脂肪症、脂肪組織炎、汎脂肪組織炎と呼ばれるビタミンE欠乏症です。
魚、または、魚を基にして作られている市販の缶詰を好んで食べる若い雌猫に多く見られる傾向があります。
特に、マグロの赤身が市販の缶詰に多く使われるようなったことから近年、重要な臨床学的問題として、扱われるようになりました。


症状
皮下と体腔の脂肪が橙色から茶色がかった黄色に変化し、硬くなります。
(進行しているものは特に鼠径部で容易にみつけられます。)
そのほか、食欲の低下、全身の痛みのため、動くことや飛び上がることなどを嫌い、
体を触られることに過敏に反応します。
しばしば、抗生物質に反応しない高熱も認められることがあります。


治療
最も大切な事は、食餌を改める事です。
皮下組織の炎症、痛みがあるため、輸液を行うことができません。

猫にこれまでと違う食餌を摂らせることは難しい事ですが
可能な限り手を尽くした食餌を摂らせる必要があります。
また、?ー酢酸トコフェノール(ビタミンE)を経口投与することで治療できます。

治療に対する反応は緩やかで、回復までにかなりの時間がかかります。
時には治療に対する反応が全く見られず、徐々に衰弱して死亡することもあります。ま
た、突然死がおこることもあります。





VT 幸柳尚子 2002.12.25

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