◇医療情報−乳歯遺残




乳歯遺残とは永久歯との交換の時期をすぎても、乳歯が残っている状態です。
乳歯が残っていると、永久歯が生えるのが遅くなったり、永久歯が変な方向に伸びてしまうことがあります。そのため、口の中を自分で傷つけてしまうこともあるのです。
また、乳歯と永久歯との間で、歯石や歯垢が沈着しやすく、結果として歯周病になってしまうこともあります。

犬ではよく起こり、とくに切歯・犬歯で乳歯が残りやすい傾向があります。
臼歯(奥歯)に起こることはまれです。

家のワンちゃんの口の中を観察してみてください。
犬歯が2本並んで生えていたり、異常に切歯の数が多ければ将来的に歯周病を起こしやすい要因を持っていることになります。
口の衛生面、あるいは生活の質ということを考えますと、残っている乳歯は抜歯した方が良いでしょう。抜歯には全身麻酔が必要になるので、健康状態をチェックしてから抜歯になります。術前の健康診断で異常が発見されたときには、それが治癒されてから抜歯の処置を行ないます。

(犬の飼い方 4−3 歯が生え替わった 参照)



獣医師 加藤拓也 2002.9.10


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