◇医療情報−尿検査


尿検査

尿検査は主に次のものを調べます。

1.官能検査
・臭い(ある病気では独特の臭いを発します。)
・色(黒、赤、白、黄色)
・透明度(透明、混濁)
・量(多い、少ない、出ない)

2.物理化学的検査
・比重(尿の濃さを現します。)
・pH(一般的に肉食動物は酸性、草食動物はアルカリ性)
・タンパク
・糖
・ケトン体
・潜血
・ビリルビン
・ウロビリノーゲン

3.沈渣(尿の中に含まれている固形成分・細胞成分を観察します。)
尿は腎臓で作られ、尿管を通って膀胱に貯められ、そして尿道を通って体外へ捨てられますが、これらの器官の異常が反映されます。


上述しましたように、健康であってもそのときの全身状態で尿の性状は変動しますから、尿検査で異常値が出たからといって必ずしも病気であるとは限りません。
ですから、尿検査の結果だけではなく、飼い主の注意深い観察(食欲・元気・排尿姿勢など)と獣医師による診察が必要なのです。
また、採取してから時間の経った尿は異常値を示します。おしっこが取れたらできるだけ早く病院に持って行き、そしていつ取った尿なのかをきちんと獣医師に伝えるようにしましょう。


獣医師 加藤拓也 2002.5.12

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