◇医療情報−食事性アレルギー皮膚炎



抗原(アレルゲン)に反応して起こる皮膚炎をアレルギー性皮膚炎とよび、そのなかで特に食物が抗原(アレルゲン)となりアレルギー反応を起こすものを食餌性アレルギー皮膚炎と言います。 


【原因】
アレルゲンとなる食物は多く、タンパク質や炭水化物に原因があります。犬では 牛肉・麦・乳製品が原因のおよそ1/3を占め、一方猫では、これらの食物が原因となることが更に多いようです。 新しい食べ物に対して起こるよりもどちらかというと習慣的に食べていたものが原因となることが多いようです。


【症状】
非季節性の痒みが慢性的に発生します。局所または全身的に起こり、耳・肛門周囲・脇・鼠径部などに起こりやすいと言われています。10〜15%には皮膚症状だけではなく、下痢などの消化器症状も認められこともあります。


【治療】
1.今までに食べたことがないと思われるタンパク質を成分にしている食べ物を与える (ナマズ・ラム・カンガルー・エッグ・ダック・サーモン・ホワイトフィッシュなど) 炭水化物源としては、ライス・大麦(ただ日本ではライスを与えている家庭もあるのでそのが場合は違う物を与えて下さい。) 2.抗原になりにくいタンパク質の大きさを小さくしたものを与える。(加水分解たんぱく質分子を非常に小さくした物)これは抗原として認識されないため免疫系に作用せずアレルギーを引き起こさないための予防にもなります。(療法食は栄養のバランスがとれたフードになります) 食物アレルギーではこれらの原因食物を除くことで症状の回復が期待できます。症状が消えるまで6週間から8週間かかるといわれています。本物の食物アレルギーは発生頻度が低いので、たとえ食餌をかえて症状がよくなったとしても断定することは出来ません。なぜならアトピー性皮膚炎と食物アレルギー皮膚炎はとても判別が難しいからです。


【検査】
当院では、どの食物に対してアレルギーを持っているのかを調べるために血液を摂取しアメリカまで送る検査方法をとっております。結果が返ってくるまでに2週間ほどかかりますが詳細がわかるので今後どの食べ物をワンちゃん・ネコちゃんに与えてよいかを知ることが出来ます。




VT 日下部ゆみ  2004.2.14

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