◇医療情報−咬傷





【原因】
特に外飼いの猫で多く猫同士の喧嘩によって体に引っ掻き傷や咬み傷を負い、感染症を続発することもあります。


【症状】
  明らかなものは見た目にも傷や出血が見られ、時には化膿していることがあります。また噛まれた傷は引っ掻き傷のように線状の傷ではなく、犬歯が刺さったあとが丸い穴となるので、毛に隠れてしまってわかりにくい場合があります。その場合、外見上特に外傷が見られなくても、発熱、食欲不振、ハ行(ビッコをひく)などがみられることがあります。またそのような場合は傷の内側で膿がたまっていることが非常に多いです。


【治療】
まず、傷口はしっかりと消毒する必要があります。化膿している場合は特に念入りにする必要があります。膿がたまっていると見た目は小さな穴の傷でも中がポケットのように大きくあいていることがあります。また、化膿しているときは特に抗生剤などの化膿止めを使用する必要があります。



2004.10.25.  獣医師 晴山寛子  

トップ アイコン
トップ
トップ アイコン
医療情報