◇医療情報−気管低形成



先天的に気管の成長が不十分で、気管が正常と比べ狭くなってしまう病気です。気管が狭くなる病気としては、気管虚脱もありますが気管虚脱では空気を呼吸をする時に狭くなったり、元の大きさに戻ったりしますが、気管低形成の場合は呼吸によって大きさは変わらず常に狭い状態が続きます。  特に若い短頭種に多くみられます。


【症状】
  主に咳がみられ、重度であれば呼吸困難になる場合もあります。興奮したり、気管の粘膜に細菌が感染することにより咳の悪化がみられます。


【治療】
外科的な治療は行わず、通常は内科的な治療が中心になります。鎮咳薬、気管支拡張薬、鎮静剤、ステロイド剤、抗生剤などを組み合わせて使用していきます


【予後】
軽度や中程度の気管低形成であれば多くは普通の生活ができ、咳の悪化があれば気管支拡張薬や抗生剤を時々必要とするだけで済みます。ただし、体重の増加により症状が悪化したり、また、細菌の繰り返す感染や重症例で長期的な薬の使用や酸素吸入が必要になる場合もあります。   



2004.10.22.  獣医師 林孝直  

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