◇医療情報−輸液について



動物病院で最も多く実施される点滴は、皮下輸液と静脈内点滴でしょう。
どちらを選択するかは、動物がそのときにかかっている病気・状態によって獣医師が判断をします。
さらに飼主様の要望(動物への負担・飼主様への負担)が加味されることになります。

輸液による治療目的は、血液循環の確保・脱水の改善・水分の補給・ミネラルの補給・栄養素の補充など非常にたくさんのものがあります。

それぞれ特徴があり、一般的なものを下にあげます。


【皮下輸液】
(処置)処置は容易で、非常に速く流すことができるので短時間で処置が終わります。
(効果)ゆっくりと数時間かけて血管内に吸収されますので即効性に劣ります。
(費用)一般的に静脈点滴よりも安価です。

【静脈点滴】
(処置)長期の保定もしくは入院が必要になります。
(効果)直接血管内に投与するため、効果は最も速く現れます。点滴の速さは動物の状態によって決定されますが、基本的には非常にゆっくりと時間をかけて投与されます。
(費用)預かりや、点滴機械の使用、血管への特殊な針の留置などで皮下点滴よりも一般的に費用がかかります。




獣医師 加藤拓也  2004.4.7

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