動物病院に行く・・・この目的は非常にたくさんあります。
病気の時はもちろん、ワクチンの接種や健康診断、場合によっては ホテルの預かりやシャンプー・カット、しつけやグッズの購入、 問題行動の相談など、その利用される目的は多岐にわたっています。
その中で最も多いのが恐らく、自分のペットの調子が悪いということで来院されるケースです。
今回は病院に来院される際に 確認しておくべき事柄についてのものです。
一般的に、動物病院と飼い主様の最初の応対・会話は受付で行われます。
特に初診(初めて病院で診察を受けること)のときには次のことを必ず聞かれます。
1.飼い主様についての情報
・氏名
・住所
・連絡先
2.ペットについての情報
・動物の種類、品種
・生年月日
・性別
・避妊手術をしているかどうか
・入手方法
・飼育環境
・与えているフードやおやつ(種類・頻度・量など)
・ワクチン接種の有無
・これまでにかかった病気、行われた手術
上記の項目についてはペットの情報を管理する上で、また診察の際には病気の絞り込みのうえでも非常に有用な情報なのです。
また預かりの際には、ワクチン接種をしていないコ、 もしくはワクチンの接種日等の詳細が不明であるコを預からない施設もあります。ですから、ワクチンの接種証明書は大切に保管しておいて、初めての動物病院でかかる時には携帯するように心掛けておくとベストです。
さらに調子が悪くて来院された際には次のことを確認しておくべきです。
それは、 1.いつから? 2.体のどの部分が? 3.どのように悪いのか? ということです。
それ以外にペットの状態・・・食欲、元気さの程度、便や尿の状態などは把握しておく必要があります。
また、以前から服用している薬や療法食、サプリメントについての情報は非常に大切です。
特に代理で頼まれて来院された場合、連れて来られた本人が何もわからないことがありますので、飼い主である自身がどうしても動物病院に連れて行けず、誰かに依頼して診察を受けるときには、できる限りの情報を紙に書くなどしておくと良いでしょう。
そのような場合には上の項目を参考にしてもらえれば幸いです。
2004.01.11. 獣医師 加藤拓也
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