様々な原因により、急性の炎症が胃におこることをいいます。
【原因】
腐敗した食べ物や不潔な水の摂取や、胃内異物・急性の伝染病(パルボウイルス感染症やジステンパーウイルス感染症、伝染性肝炎など)に続発しておこります。
【症状】
まず吐き気がおこります。粘液、胃液、血などを吐き、吐き出すものがないときには吐く動作だけを繰り返します。痛みのために腹部を緊張させ、元気がなくなります。
【診断】
レントゲン検査や内視鏡により胃内異物の確認や胃粘膜の状態を観察します。
【治療】
軽いものでは1日食餌制限をするだけで回復します。急性炎症、脱水に対して、抗生物質や輸液剤の投与を行います。
【予後】
原因によります。
獣医師 佐藤美帆
2003.11.12 |