◇医療情報−血液生化学検査(その3)


◎血液生化学検査 その3

・ CALC (カルシウム)
    :主に骨や歯の形成と維持を行います。
     そのほかに神経や筋肉の働きや血液の凝固に重要な役割を
     果たしています。
  Ca増加…悪性の腫瘍、副腎機能亢進症、高脂肪血症など
  Ca減少…上皮小体機能低下症、痙攣発作など

・ Amy (アミラーゼ)
    :でんぷんなどの多糖類を分解する酵素です。膵臓から分泌
     しているため膵臓疾患があると血中や尿中にアミラーゼが
     流出してきて、数値が上昇します。
  Amy増加…急性・慢性膵炎、膵臓機能不全など

・ GGT (ガンマグルタミルトランスペプチターゼ)
    :γ―GPTと表記してあるかもしれません。ALP同様、胆管系
     から出現する酵素でタンパク質を分解します。肝細胞の壊死
     や胆管閉塞などで血液中に流出します。
  GGT増加…胆管閉塞、肝臓ガン、肝炎、肝硬変など

・ K (カリウム)
    :細胞内に存在し細胞の損傷などで細胞外に流出し腎臓から排
     出されます。カリウムは筋肉や神経の興奮の伝達に関係しています。
   K増加…脱水、腎不全、尿路障害など
   K減少…摂取不足、嘔吐、下痢など

・ Na (ナトリウム)
    :細胞外液中に多く存在していて体液の浸透圧や酸・塩基の
     平衡を調節しています。
  Na増加…極度の脱水(嘔吐・下痢など)、希に食塩摂取
  Na減少…腎臓疾患など

・Cl (クロール:塩素)
    :Naと共に細胞外液に存在し体液の浸透圧や酸・塩基の平衡
     を調節しています。
  Cl増加…極度の脱水(多尿・利尿剤投与など)、希に経口摂取
  Cl減少…副腎皮質機能低下症、腎障害など


採血をして、一般血液検査・血液生化学検査を行うことにより体のさまざまな異常がわかります。
人間が定期検診として「人間ドッグ」を行うようにワンちゃん・猫ちゃんも定期的に血液検査することをおすすめします。
動物たちがもの言わない分、動物病院では血液検査は重要な診断手段の1つです




VT 望月 慎也 2002.2.27

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