◇医療情報−犬伝染性肝炎

原因:
アデノウィルス1型というウィルスを経口摂取する事によりおこります

感染経路:
感染犬の唾液、くしゃみ、糞便や尿をなめたりすることによって感染します。 また、このウィルスは腎臓にとどまるために回復しても約6ヶ月、場合
によっては2年近く尿中に排泄されます。

症状:
軽症型→軽度の発熱、元気消失、食欲不振です

重症型→初期には元気消失、鼻汁、40℃を越える高熱。その後腹痛、下痢、
嘔吐をして血液検査では白血球が減少してきます。見た目では喉のあたりが腫れてきます。子犬が発症すると突然のひどい腹痛、体温上昇が起こり12〜24時間以内に死亡することがあります。

急性型→ウィルスが急速に肝臓に感染した場合に起こり、急性の肝炎になり
ます。症状としては鼻や注射部位から出血したり血便になります。また、血液や水による腹部の膨張がみられます。
中枢神経系の症状では肝性脳症や低血糖症などがあります。肝炎になると肝臓のあたりを手で押すと痛がって背中を丸めて縮こまる姿勢を取ります。
回復期には「ブルーアイ」と言われる目の角膜が灰色や灰青色になる現象が起ります。

治療法:
脱水や低血糖などを防止するため輸液療法(点滴)を行います。また、出血している場合には止血剤を投与します。
出血量が多い時には輸血が必要になる場合もあります。いずれにしも治療は対症療法しかありません。

予防法:
ワクチンを接種する事で感染を予防する事ができます。予防できるものは確実に予防してあげましょう。


VT 望月 慎也 2001.5.26

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