第8回 乾かし方のコツ


シャンプー後の乾かしはワンちゃんの皮膚をくまなく見るチャンスです。乾かしながら皮膚をチェックしてみましょう。でわ、乾かしの時のチェックポイント!!
・フケがたくさんでてきませんか?
・湿疹のような赤い点々はありませんか?
・痒がる事(体を掻くこと)はおおくないですか?
・皮膚が赤くなってませんか?
   ↓
いずれにしてもこのような場合は薬用シャンプーを使ったシャンプー療法をしたほうが良いでしょう。診断の上動物病院で薬用シャンプーをだしてもらいましょう。

・ノミやダニは寄生していませんか?
   ↓
 フロントラインをつけて駆除.予防をしましょう。

※フロントラインとは・・・ノミやマダニからワンちゃんを守るために使います。スプレータイプとスポットンタイプがあり、ノミならフロントライン投与後18時間までに100%駆除できます。スプレーなら4時間でスポットンなら12〜18時間で100%駆除です。マダニなら48時間以内に寄生するマダニのほとんどを駆除できます。効果の持続はノミなら約2ヶ月.マダニなら約1ヶ月。猫ならノミ・マダニともに約1ヶ月効果があります。

では、実際に乾かしに入りましょう。

 *乾かしはドライヤーとブラシを使って被毛を根元から乾かします。被毛に湿り気が残っているとムレて皮膚病の原因になります。暖かいからといって自然乾燥させるのは厳禁です。火傷をさせないようにドライヤーの風を自分の手に当てて熱さを調節しながら乾かしましょう。
 まずは背中側から乾かします。下半身から前へ前へ乾かすのが良いですよ。スリッカーブラシを使いながら、根元に風を当てて被毛を放射状に広がらせるのが効率よく乾かすコツですよ!



お尻が乾いたらお腹です。お腹は二人で乾かした方がやりやすいです。一人がワンちゃんを立たせ、もう一人がドライヤーとブラシで乾かします。一人しかいない場合はドライヤーを襟に引っかけて行うととてもやりやすいです。
お家だと甘えて動く子がほとんどだと思うのでドライヤーを襟にはさむことにより、両手がフリーになるので、片手でワンちゃんをおさえながら出来ます。ドライヤーを襟にかけるのは足の乾かしでも役に立つのでためしてださい。
背中もお尻を乾かすように乾かしてください。 

体全体が乾いたら次は足です。
足は嫌がる子が多いと思いますが嫌がるからたいって足をギュッと強くつかむのではなく、軽く、優しくつかみ乾かしてあげましょう。
特に足先・足裏は見落としがちなところですが、ドライヤーを当てしっかり乾かします。足の裏は足先をつかみ被毛を分けて風を当てます。



足が乾いたらいよいよ顔です。まず顔回りから乾かします。被毛の短い犬は指で、被毛の長い犬はスリッカーでとかしながら低温の弱風を当てます。ドライヤーは皮膚に近づけすぎないようにしてくださいね。顔の正面から乾かすのはやめてください。目に熱風が当たると火傷してしまいます。風がいかないように手で風をさえぎりながら乾かしていきます。




目の回りはスリッカーではなくコームで乾かします。目に刺さらないようにゆっくりとかしましょう。





最後にしっぽです。 
しっぽも足同様ひっぱると嫌がるので気をつけましょう。力をいれてとかすと傷つけてしまいます!!





*全て乾かしたと思ってももう一度全身チェックしてみましょう。その時はドライヤーを冷風にして、当てると濡れてる部分がわかりやすいです。
・脇の下はどうですか?
・あごの下は乾いてますか?
・耳の内側は湿ってませんか?
 自分の手で確認し、OKだと思ったらコームで全身をとかしてあげましょう。もつれた部分がないようにしましょうね!ただし、コームを使うのは完全に乾いてからです!!湿り気が残っているうちにからまった部分をとかすと、毛が切れてしまうことがあるので注意してください。また、コームを使うことによって、残ったむだ毛が抜けて素晴らしい仕上がりになりますよ!!コームでとかし、被毛の流れが整ったら完了です。

さあ、いかがですか??ワンちゃんがとてもキレイになりましたね!!ワンちゃんも飼い主さんもイイ気分になったはずでしょう。少しずつ慣れるように頑張ってください!!


トリマー  今橋 知香



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